2025年8月16日土曜日

鮭釣りⅡ戦目オホーツクサーフ

 毎年恒例のお盆の墓参りからのオホーツク釣行。

今年も8月12日から1泊二日で行ってきた。


墓参りを済ませクッチャロ湖へ移動しキャンプ、その後オホーツク海沿いを南下し状況調査を兼ねて漁港やサーフを回ってくるいつものパターン。

だがここ数年お盆時期のオホーツク北部はなにも釣れない。

そのせいか釣り人の姿もほとんど見かけなかった。

過去に一度目梨泊でメス鮭を釣ったことがあるが、ほとんどまぐれのヒット。

もう何年前になるだろうか。



この時はまだ釣り人も多く、カラフトマスが釣れたりもしていた。

だが、特にここ数年は海水温の上昇もあって鮭はおろかカラフトマスも姿を見せない。

今回も釣行にはあまり期待は持っていなかったが、まだ訪れたことのないサーフへ行って周辺の状況など確認してくるのが本来の目的だ。


途中、鮭釣りでは有名な枝幸周辺も見てきたがいたるところで進入禁止の看板、ロープ、また場所によってはコンクリートブロックなどが設置されていた。

徹底した釣り人排除の光景が昨年以上に見て取れたので、正直ここ枝幸町周辺での鮭釣りは難しいように思われた。

 

枝幸町を通り過ぎ、目的のサーフには13時到着

数人がぶっこみスタイルで鮭を狙っている。

様子を除きに来たおそらく地元の釣り人の話によると時期的にまだ少し鮭には早いようだとのこと。

はじめてきた場所だったが、地元では人気のポイントらしくピーク時には入る場所もないくらい込み合うところらしい

また今年は例年以上に海水温が上がっていてなかなか鮭も岸よりできないのでは?とも話していた。

釣り人の数からしても釣れる見込みは薄いが、とりあえず準備開始。

4本の投げ竿を用意し13時半釣りを開始する。


すると一投目から小刻みに竿先を揺らす小さなアタリがくる。

鮭とは全く違う、いわゆるエサ取りと呼ばれるウグイかフグのアタリに違いない。

一応リールを巻きあげ引き上げてみるとやはり針先についていたのは「ウグイ」


リリースしエサを付け替え再びキャスト。

仕掛けの着底とほぼ同時にアタリがくる。

これもウグイだ。

エサとりとの格闘が続き手持ちのエサも切れかけてきたころ、すこしウグイとは違うアタリがあり、引き揚げてみるとデカサバが食いついてきた。

予想外の獲物だったが、坊主逃れにキープ。



このサバを最後に、状況改善が見込まれないため納竿とすることにした。


今回のサーフは初めて訪れたが、釣り場までのアクセスのしやすさなどを考えるとできればもう一度来てみたいと思わせてくれる場所だった。


これまでの経験を踏まえ去年からはある程度ポイントを絞り込み、やみくもに北海道各地を走り回るのは止めてより可能性のある場所を集中して攻めるやり方に変えてきている。

全体の7割を占めるオホーツクがその場所となるので、またいつか来る機会はあるような気がする。









2025年8月11日月曜日

2025年鮭釣り初戦「敗退!」

 2025年鮭釣り初戦敗退

8月の鮭釣りは時期的にはまだ少し早いのかもしれない。

だが、釣り新聞やSNS情報では早場の鮭の釣果が目に飛び込んでくる。

また、数年前の自身の経験から、ひょっとしたら釣れるかも?といった気持ちもあり8月8日3連休前の金曜日出かけてしまった。

2年前の同じ日、息子からの情報だよりに向かった襟裳方面の漁港で2匹の鮭を釣った記憶が引き金となり、今回も同じタイミングで出発した。



18時半到着、釣り場には大勢の先客の姿。

みんな高い堤防の上からの外海めがけての投げ釣りで、港内を狙っている釣り人は皆無。

すでに陽は暮れていたが釣りの準備を開始し、ただ一人港内めがけてウキルアーキャスト。

予想通り何の反応も無い。


地元の女性なのか、犬を散歩させながら近づいてきて声をかけられる。

鮭は少ないようだが港内にはいるようで、前の日も1匹釣れていたようだ。

日によって釣果にはばらつきはあるものの釣れていないわけではないらしく、また近くの川でも遡上する鮭の姿は確認されているらしい。

だがこの日は竿には何の反応も無く、ハネももじりも見られない。

外海狙いの釣り人にもアタリは無いようで誰一人釣れている様子は見られない。

わずか数分で心折れ納竿、翌朝に期待し車内で夕食をとり早めに車中泊。



翌朝4時まだ薄暗い中再開。

港内狙いの釣り人の姿は増えていて、すでに数人が釣りを始めていた。


2年前に鮭を釣り上げた場所が空いていたので迷わずそこへ入り釣り開始。

だが、前日同様まったく反応がない。

港内にはやはり鮭の気配がなく、外海狙いの投げ釣りサイドにも反応は無いようで動きなし。


状況好転の兆しがなく2時間ほどでギブアップし移動を決意。

移動は運が良ければ大当たりすることもあるが、ほとんどの場合が空振りに終わり貴重な釣りの時間が車の運転に費やされることになる。

移動はできればあまりしたくはないが、まったく手ごたえのない場所で竿を振り続けるのもつらい。

とりあえず周辺の状況調査を兼ね太平洋を北上。

十勝港から旭浜漁港、その近辺のサーフと走り回ってみたが状況は変わらず釣れている気配なし。

再び太平洋を南下し歌別漁港へ移動。

この日は何処へ向かっても変わらなかったのかもしれないが、今までの経験からここ歌別が可能性としては最も高いのではと判断。


歌別到着午前11時

港内で釣りをしている釣り人は数人いたが誰も釣れていない。

直射日光も強く陽を遮るものが何もない港内で竿を出す気にもなれず、しばらく車中から様子見。

前日の睡眠不足もあり睡魔が襲ってきたため仮眠タイム突入。


夕方少し気温が下がってきたところで竿を出してみるが、鮭の反応なし。

夜釣りのウキふかせも試してみたがまったくアタリなし。

翌朝の朝マズメに期待し早めの就寝につく


翌朝3時周りにつられ準備開始。

いまは事前の場所取りができないようで、釣り座を確保するためには早めに行動するしかないらしく、3時にはすでに南防波堤は埋め尽くされていた。

かろうじて空いていた場所にはいり、すぐには釣りを始めずしばらく暗闇を飛び交う電ケミの明かりを眺めていた。

1時間ほど様子を見ていたが鮭が釣れる気配なし。

4時釣り開始。

やはり鮭の反応は無い。

南防波堤で釣りをしていた大勢の釣り人にもこの日は全く反応がない。

6時過ぎまで2時間竿を振り続けたが誰も釣れない状況に心が折れる。

一人また一人と片づけをはじめ釣り場を去っていく様子を見ながら納竿を決意。

2025年鮭釣り初戦は残念ながらボウズとなった。


鮭釣りの厳しさは改めて言うまでもないが、特に8月釣行ではなかなか結果を出すことは難しい。

そんな経験は何度もしてきたはずだが、釣行前はなぜか釣れる予感が先行してしまう。

ひょっとしたら釣れるんじゃないか?

そんな気持ちが強くなり、難しい8月鮭釣りに毎年のめりこんでいる。