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2023年10月14日土曜日

2023年 道北方面鮭釣行記

 2023年10月11日から2泊3日の行程で、鮭狙いの長距離釣行に行ってきた。

結果は、残念ながらボウズ。

(初日)

オホーツク北部のH漁港へ。

午後3時に到着した時点では釣り人の姿はまばらで、釣れている気配も無し。

朝マズメで釣れたであろう鮭を無造作にバケツに放り込んでいる姿も見かけたが、ほとんどの釣り人は釣れていないようだった。

港内の様子を見ていると、ハネは見られるし足元を鮭の群れが泳いでいる姿も見られる。

だが、ルアーやフカセ針に食いつかないようだ。

2時間ほど竿を出してみたが、全く反応無し。

誰か一人でも鮭を釣り上げる姿を見せてくれればやる気も湧き上がるが、そんな気配も感じられず初日夕マズメは諦め、近くの道の駅で車中泊。


(2日目)

朝3時起床。

再びH漁港駐車場へ向かう。

漁港側が用意してくれている釣り人の為の駐車スペースだが、シーズンピークには止められないほど込み合うこの駐車場も今回はすんなりと場所を確保できた。

裏を返せばそれだけ釣れていないということなのか。

それでも長距離を走ってきた以上、竿も出さずに引き上げるわけにもいかないので防波堤側に場所を定め4時釣り開始。

目の前で頻繁に鮭のハネは見られるが、やはり喰いつかない。

釣り開始から2時間、周囲も含め1匹も鮭が上がらない。

場所を変えようと防波堤奥のほうへ移動。

すると隣でウキフカセ釣りをしていた釣り人の竿先が大きくしなり、銀ピカの鮭が上がった。

すかさずルアーからフカセに変えアタリを待ったが、残念ながら反応は無し。

午前8時H漁港での鮭釣りを諦め稚内方面へ車を走らせる。


途中、Hi漁港、O漁港を覗いてみたが鮭の姿は全く見られない。

ここでは竿を出さずに稚内駅近くのK漁港へ向かった。

ここは数年前奥さんと二人で爆釣した経験のあるポイントだが、この日は到着が11時を過ぎていたためか釣り人は少ない。

少し風は強かったが空いている場所へ入り釣り開始。

だが、ここもH漁港同様ハネは見られるもののなかなか食いつかない。

足元を覗くと、鮭の群れが優雅に泳いでいる姿が見られる。

だが何度も経験があるが、この鮭は全くと言っていいほど餌には食いつかない。

群れの中へ仕掛けを落としても見向きもせず通り過ぎていく。

斜路付近では大量の鮭が頻繁に跳ねたりもじっている様子が見られる。

結局ここでもすれた鮭に翻弄され釣果無。


(3日目)

稚内道の駅で仮眠をとり、再びK漁港へ。

のんびりと5時過ぎに向かったせいもあるが前日とは打って変わって釣り人が多く、入る隙間なし。

しばらく様子を見ていたが鮭を釣り上げる姿は見られなかった。

短時間なので何とも言えないが、おそらくH漁港同様だろうと考え次のポイントへ向かう。

向かった先はB漁港。

ここも釣り人の姿は多かったが、釣れている気配なし。

10月初めの大雨の影響で海水の濁りを考え、釣行予定日をずらしてきたが10月13日ではもう遅いのか。

何処へ行っても仕掛けに食いつかないすれた鮭ばかりだ。

ここでも竿は出さずに、次の目的地W漁港へ移動。


漁港へ着いたのは朝7時。

やはり釣れている気配はない。

諦めて引き上げてきた釣り人に話を聞くと、朝方全体で3匹ほど釣れたのみで本人は釣果無しとのこと。

出鼻をくじかれる一言だったが、このまま帰るわけにもいかず釣り準備開始。

少し風は強かったが、防波堤を風よけに釣り座を構えルアーをキャスト。

だが、即座にアタリは来るがすべてエサ取りの反応で鮭のアタリは無い。

エサを付け替えキャストを繰り返すが、状況変わらず。

周囲の釣り人も徐々に減っていく。

場所を変え斜路のほうへ移動。

すると、左隣の釣り人にヒット!

少しブナがかってはいたが立派な鮭が上がった。

全く釣れていない状況の中で自分ではないにしろようやく釣れた鮭にテンションアップ。

更にその左隣にもヒット!

釣れていない漁港の中で唯一釣れ始めた場所に人が群がってくる。

気づけば、4~5メートル間隔で3〜4人が並んでいただけの場所がいつの間にか人でいっぱいになっていた。

広い漁港の中で1か所だけが河口付近で見られる鮭釣りの様相を呈していた。

自分の隣に入り込んできた男女も、なんの挨拶もなく釣りを始めていた。

割り込んでくるのであれば一声かけてほしいものだ。

そうすればお互いもう少し違った思いで釣りを続けられたのだが。

広い漁港の中で不自然に込み合っていた場所で何人かは鮭を手にしていたが、徐々にアタリも遠のき釣れない時間が続くと、一人また一人と割り込みメンバーが消えていった。


5時を過ぎあたりも暗くなってきたため、そろそろ自分たちも終わりにしようと思っていたその時、最後の一投でキャストしたルアーにいきなりのヒット!

2泊3日の長距離釣行の最後の一投に念願の初ヒット。

その瞬間に、タモを用意していなかったことに気づき奥さんを呼ぼうと振り返ったその瞬間、鮭は針先から逃れて消えていった。


オホーツクから宗谷湾そして日本海と長距離を走ってようやくきた鮭のアタリ。

その貴重なアタリを、一瞬の油断でばらしてしまった。

悔しさがふつふつと湧き上がる。

たとえ数メートルでも場所を変えるときは必ずタモもセットで移動する。

今回のバラシで得られた教訓を胸に、なんとも言えない気持ちを抱えたまま、帰宅の途に就いた。


2022年9月24日土曜日

道北鮭釣行の旅

 今回選んだのは、稚内を中心に多くの鮭釣りポイントを抱える道北方面。


日本海側を北上し、天塩からは景色を遮るものがほとんど何もない「宗谷サンセットロード」をひたすら走り、初めに竿を出したのは「稚咲内漁港」

釣り人は数名いたが、港内に鮭のハネはあまり見られない。

だが、斜路付近で鮭を狙っていた釣り人は効率よく鮭を上げているようだった。

斜路から少し離れたポイントでルアーをキャストするがほとんど反応無し。

次に向かったのは「抜海漁港」

ここは稚咲内に比べると人は多いが、ハネやモジリも見受けられず鮭の姿は確認できない。

だが、近くで鮭を釣り上げる姿が確認できたので全くいないというわけでもなさそうだ。

この日は台風明けでまだ少し風が強く、とりあえず竿を出すが途中であきらめ稚内へ向かった。

稚内へは17時過ぎに到着。

すでに辺りは薄暗く、竿は出さずに車中泊ポイント「稚内道の駅」へ直行。


翌朝5時、近くの北船泊漁港へ向かうが、すでに大勢の釣り人の姿。

かろうじて空いていたポイントへ入るも、なかなか釣れない。

付近で釣りをしていた人が二人鮭を釣っていたが、他に港内でのヒットシーンは確認できず。

2時間で北船泊を諦め、今回の目的地「宗谷岬漁港」へ向かった。

ここは漁港内に公園があり、トイレや駐車場が併設された珍しい場所だ。

鮭釣りでは有名なのか、道外ナンバーのキャンピングカーも目立つ。

広い漁港なので釣り場はすぐに見つかり釣り開始。

だが、なかなかアタリは無い。

それでも港内では何か所かで鮭を釣り上げるシーンが見られる。

人によってはダブルあるいはトリプルで釣れているようだ。

ルアーからフカセに変えたり、あるいは棚を変えたりといろいろと手を変えて攻めるが、釣れない。

夕方、船揚げ場の斜路で鮭の群れを発見。

ダメもとでルアーを投げ込むと、何投目かでヒット!



少しブナがかった雄鮭だったがようやくかかった1匹に大満足。

また、手作りの自作ルアーに掛ってくれたのも嬉しさ倍増だ。

奥さんもウキルアーで挑んでみたが、貴重なアタリをものにできず途中でばらしてしまった。

翌日もここで粘ってみるか迷ったが、もう1か所寄りたい場所があったので次の宿泊予定地「猿払道の駅」へ向かった。

翌朝、釣れているらしいと聞いていた浜猿払漁港へ向かってみたが、駐車スペースに空きがなく断念。

先週のサーフ釣果もあり目的地を変更し猿払海岸へ向かう。


広いサーフに先客は5人ほどで問題なく場所は確保できた。

4本竿で開始するがなかなかそう簡単にはアタリは来ない。

しばらくして両サイドで鮭が釣り上げられる。

左のベテランさんは連続ヒット!

群れの回遊を確信し、しばらく穂先を見ているとようやく自分の竿にもアタリが。

だが、ファーストヒットであがってきたのはエサ取りのフグだった。

餌を取り換え再び穂先を眺める。

ほどなく、鮭のアタリ!

待望の一匹目は銀ピカの雄だった。

丸みを帯びた穏やかな顔つきだったので雌と勘違いしたが、後で自宅でさばいて白子を確認。

でも、雄にしろ雌にしろ鮭は釣れると嬉しい。

大事な命をいただくのだから、残すところなくおいしくいただくのが釣りをする人間のマナー。

その後少し釣れない時間が続き、ようやく揺れ動く穂先に大きく合わせを入れ2匹目ヒット!


だが、信じられないことに針を加えた鮭が大きく海面をジャンプ。

同時にリールを巻きあげる手がフッと軽くなる。

バレた!!

目視だから確かなことは言えないがかなり大きかったような気がする。


結局、このバラシ以降アタリは無くなり午後2時納竿。

最後のバラシを悔やみながら帰宅の途に就いた。

先週に続き今週もオホーツクでの釣果、9月の鮭はやはりオホーツクが本命のようだ。