2023年10月11日から2泊3日の行程で、鮭狙いの長距離釣行に行ってきた。
結果は、残念ながらボウズ。
(初日)
オホーツク北部のH漁港へ。
午後3時に到着した時点では釣り人の姿はまばらで、釣れている気配も無し。
朝マズメで釣れたであろう鮭を無造作にバケツに放り込んでいる姿も見かけたが、ほとんどの釣り人は釣れていないようだった。
港内の様子を見ていると、ハネは見られるし足元を鮭の群れが泳いでいる姿も見られる。
だが、ルアーやフカセ針に食いつかないようだ。
2時間ほど竿を出してみたが、全く反応無し。
誰か一人でも鮭を釣り上げる姿を見せてくれればやる気も湧き上がるが、そんな気配も感じられず初日夕マズメは諦め、近くの道の駅で車中泊。
(2日目)
朝3時起床。
再びH漁港駐車場へ向かう。
漁港側が用意してくれている釣り人の為の駐車スペースだが、シーズンピークには止められないほど込み合うこの駐車場も今回はすんなりと場所を確保できた。
裏を返せばそれだけ釣れていないということなのか。
それでも長距離を走ってきた以上、竿も出さずに引き上げるわけにもいかないので防波堤側に場所を定め4時釣り開始。
目の前で頻繁に鮭のハネは見られるが、やはり喰いつかない。
釣り開始から2時間、周囲も含め1匹も鮭が上がらない。
場所を変えようと防波堤奥のほうへ移動。
すると隣でウキフカセ釣りをしていた釣り人の竿先が大きくしなり、銀ピカの鮭が上がった。
すかさずルアーからフカセに変えアタリを待ったが、残念ながら反応は無し。
午前8時H漁港での鮭釣りを諦め稚内方面へ車を走らせる。
途中、Hi漁港、O漁港を覗いてみたが鮭の姿は全く見られない。
ここでは竿を出さずに稚内駅近くのK漁港へ向かった。
ここは数年前奥さんと二人で爆釣した経験のあるポイントだが、この日は到着が11時を過ぎていたためか釣り人は少ない。
少し風は強かったが空いている場所へ入り釣り開始。
だが、ここもH漁港同様ハネは見られるもののなかなか食いつかない。
足元を覗くと、鮭の群れが優雅に泳いでいる姿が見られる。
だが何度も経験があるが、この鮭は全くと言っていいほど餌には食いつかない。
群れの中へ仕掛けを落としても見向きもせず通り過ぎていく。
斜路付近では大量の鮭が頻繁に跳ねたりもじっている様子が見られる。
結局ここでもすれた鮭に翻弄され釣果無。
(3日目)
稚内道の駅で仮眠をとり、再びK漁港へ。
のんびりと5時過ぎに向かったせいもあるが前日とは打って変わって釣り人が多く、入る隙間なし。
しばらく様子を見ていたが鮭を釣り上げる姿は見られなかった。
短時間なので何とも言えないが、おそらくH漁港同様だろうと考え次のポイントへ向かう。
向かった先はB漁港。
ここも釣り人の姿は多かったが、釣れている気配なし。
10月初めの大雨の影響で海水の濁りを考え、釣行予定日をずらしてきたが10月13日ではもう遅いのか。
何処へ行っても仕掛けに食いつかないすれた鮭ばかりだ。
ここでも竿は出さずに、次の目的地W漁港へ移動。
漁港へ着いたのは朝7時。
やはり釣れている気配はない。
諦めて引き上げてきた釣り人に話を聞くと、朝方全体で3匹ほど釣れたのみで本人は釣果無しとのこと。
出鼻をくじかれる一言だったが、このまま帰るわけにもいかず釣り準備開始。
少し風は強かったが、防波堤を風よけに釣り座を構えルアーをキャスト。
だが、即座にアタリは来るがすべてエサ取りの反応で鮭のアタリは無い。
エサを付け替えキャストを繰り返すが、状況変わらず。
周囲の釣り人も徐々に減っていく。
場所を変え斜路のほうへ移動。
すると、左隣の釣り人にヒット!
少しブナがかってはいたが立派な鮭が上がった。
全く釣れていない状況の中で自分ではないにしろようやく釣れた鮭にテンションアップ。
更にその左隣にもヒット!
釣れていない漁港の中で唯一釣れ始めた場所に人が群がってくる。
気づけば、4~5メートル間隔で3〜4人が並んでいただけの場所がいつの間にか人でいっぱいになっていた。
広い漁港の中で1か所だけが河口付近で見られる鮭釣りの様相を呈していた。
自分の隣に入り込んできた男女も、なんの挨拶もなく釣りを始めていた。
割り込んでくるのであれば一声かけてほしいものだ。
そうすればお互いもう少し違った思いで釣りを続けられたのだが。
広い漁港の中で不自然に込み合っていた場所で何人かは鮭を手にしていたが、徐々にアタリも遠のき釣れない時間が続くと、一人また一人と割り込みメンバーが消えていった。
5時を過ぎあたりも暗くなってきたため、そろそろ自分たちも終わりにしようと思っていたその時、最後の一投でキャストしたルアーにいきなりのヒット!
2泊3日の長距離釣行の最後の一投に念願の初ヒット。
その瞬間に、タモを用意していなかったことに気づき奥さんを呼ぼうと振り返ったその瞬間、鮭は針先から逃れて消えていった。
オホーツクから宗谷湾そして日本海と長距離を走ってようやくきた鮭のアタリ。
その貴重なアタリを、一瞬の油断でばらしてしまった。
悔しさがふつふつと湧き上がる。
たとえ数メートルでも場所を変えるときは必ずタモもセットで移動する。
今回のバラシで得られた教訓を胸に、なんとも言えない気持ちを抱えたまま、帰宅の途に就いた。
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