2022年9月24日土曜日

道北鮭釣行の旅

 今回選んだのは、稚内を中心に多くの鮭釣りポイントを抱える道北方面。


日本海側を北上し、天塩からは景色を遮るものがほとんど何もない「宗谷サンセットロード」をひたすら走り、初めに竿を出したのは「稚咲内漁港」

釣り人は数名いたが、港内に鮭のハネはあまり見られない。

だが、斜路付近で鮭を狙っていた釣り人は効率よく鮭を上げているようだった。

斜路から少し離れたポイントでルアーをキャストするがほとんど反応無し。

次に向かったのは「抜海漁港」

ここは稚咲内に比べると人は多いが、ハネやモジリも見受けられず鮭の姿は確認できない。

だが、近くで鮭を釣り上げる姿が確認できたので全くいないというわけでもなさそうだ。

この日は台風明けでまだ少し風が強く、とりあえず竿を出すが途中であきらめ稚内へ向かった。

稚内へは17時過ぎに到着。

すでに辺りは薄暗く、竿は出さずに車中泊ポイント「稚内道の駅」へ直行。


翌朝5時、近くの北船泊漁港へ向かうが、すでに大勢の釣り人の姿。

かろうじて空いていたポイントへ入るも、なかなか釣れない。

付近で釣りをしていた人が二人鮭を釣っていたが、他に港内でのヒットシーンは確認できず。

2時間で北船泊を諦め、今回の目的地「宗谷岬漁港」へ向かった。

ここは漁港内に公園があり、トイレや駐車場が併設された珍しい場所だ。

鮭釣りでは有名なのか、道外ナンバーのキャンピングカーも目立つ。

広い漁港なので釣り場はすぐに見つかり釣り開始。

だが、なかなかアタリは無い。

それでも港内では何か所かで鮭を釣り上げるシーンが見られる。

人によってはダブルあるいはトリプルで釣れているようだ。

ルアーからフカセに変えたり、あるいは棚を変えたりといろいろと手を変えて攻めるが、釣れない。

夕方、船揚げ場の斜路で鮭の群れを発見。

ダメもとでルアーを投げ込むと、何投目かでヒット!



少しブナがかった雄鮭だったがようやくかかった1匹に大満足。

また、手作りの自作ルアーに掛ってくれたのも嬉しさ倍増だ。

奥さんもウキルアーで挑んでみたが、貴重なアタリをものにできず途中でばらしてしまった。

翌日もここで粘ってみるか迷ったが、もう1か所寄りたい場所があったので次の宿泊予定地「猿払道の駅」へ向かった。

翌朝、釣れているらしいと聞いていた浜猿払漁港へ向かってみたが、駐車スペースに空きがなく断念。

先週のサーフ釣果もあり目的地を変更し猿払海岸へ向かう。


広いサーフに先客は5人ほどで問題なく場所は確保できた。

4本竿で開始するがなかなかそう簡単にはアタリは来ない。

しばらくして両サイドで鮭が釣り上げられる。

左のベテランさんは連続ヒット!

群れの回遊を確信し、しばらく穂先を見ているとようやく自分の竿にもアタリが。

だが、ファーストヒットであがってきたのはエサ取りのフグだった。

餌を取り換え再び穂先を眺める。

ほどなく、鮭のアタリ!

待望の一匹目は銀ピカの雄だった。

丸みを帯びた穏やかな顔つきだったので雌と勘違いしたが、後で自宅でさばいて白子を確認。

でも、雄にしろ雌にしろ鮭は釣れると嬉しい。

大事な命をいただくのだから、残すところなくおいしくいただくのが釣りをする人間のマナー。

その後少し釣れない時間が続き、ようやく揺れ動く穂先に大きく合わせを入れ2匹目ヒット!


だが、信じられないことに針を加えた鮭が大きく海面をジャンプ。

同時にリールを巻きあげる手がフッと軽くなる。

バレた!!

目視だから確かなことは言えないがかなり大きかったような気がする。


結局、このバラシ以降アタリは無くなり午後2時納竿。

最後のバラシを悔やみながら帰宅の途に就いた。

先週に続き今週もオホーツクでの釣果、9月の鮭はやはりオホーツクが本命のようだ。

2022年9月15日木曜日

オホーツク鮭釣行記

 長距離覚悟で2度太平洋へ鮭釣りに出掛けたがいづれもボウズ

このまま今年は鮭を釣ることができないのでは?と不安に思うこともあったが、今回のオホーツク釣行で待望の初鮭を手にすることができた。

9月に入ってからオホーツクの釣果報告を目にすることが多かったので今回のポイントとして選択してみたが、具体的な場所についてはあまり情報が得られなかった。

とりあえず紋別を起点に道北方面へ向かって走ってみることに。

そこで人の多さを判断材料にすればいいと、そんな曖昧な計画のもとに11日早朝の出発。

午前中に紋別港へついたが残念ながら紋別にはまだ鮭の姿は見られない。

とりあえず北上し興部方面へ移動、

さらに北上を続け浜頓別まで。

昨年釣れた漁港ものぞいてみたが、鮭の気配は全くなし。

せっかくオホーツクまで来て、入るべきポイントが見つからないのではという最悪の事態も考えていると別行動の息子から電話。

釣れそうな場所を探し当て、すでにそこで嫁さんがウキルアーで1匹釣ったとのこと。

さっそく向かってみたが、時間も遅くその日は場所だけを確認し宿泊予定地へ移動した。



翌朝4時、初めてのポイントで鮭釣り開始。

いつもはウキルアーで狙うが、今回は4本のブッコミで初挑戦。

だが、そう簡単には鮭は釣れない。

開始4時間、エサ取りに悩まされ続けようやく鮭のファーストヒット!

銀ピカのメス鮭がかかってくれた。


続いて2匹目、3匹目と好調に釣れたがその後アタリが止まり沈黙が続く。

周りも含め釣れる気配が消えたので、この日は17時納竿し車中泊地へ移動。


翌朝5時再開。

前日の連続ヒットもあって爆釣期待も少しあったが、期待とは裏腹に全く反応が無い。

だが、左隣の釣り人に連続ヒット!

しばらくすると今度は右隣でヒット!

自分を飛び越して両隣で鮭を釣り上げる。

こうなると気持ちに余裕がなくなり、エサ交換あるいはフックの交換と忙しくなる。

だが、効果はなく竿先は揺れない。

しばらくしてようやく左端の竿先に反応が。

鮭のアタリを確信し、大きく合わせを入れる。

ヒット!

ようやく4匹目が来たか、と喜んだのも束の間

鮭が加えていたのは、なんと隣人の仕掛けだった。


肝心の隣人は何処へ行ったのか、その場にはいない。

おそらく針がかりした鮭が動き回り、自分のラインに絡んだのだろうと推測。

隣人を探し出し事情を説明、もちろん鮭は隣人にお返しした。

無念!

結局このトラブルの後11時で三日目納竿。

釣果3匹は変わらず、それでもようやく釣れた喜びに満足しながら帰宅の途に就いた。

本格的なシーズンを迎えた北海道の鮭釣りはこれからまだ続く。

今シーズンあと何匹釣れるのか。

次回釣行計画の策定にいそしんでいる。