2019年4月27日土曜日

雄冬釣行

日本海を北上し雄冬漁港へ向かった。昨年のサケ釣り以来半年ぶりに訪れる場所だ。去年もここでホッケを釣っているが、ゴールデンウィーク後半だったのでまだ少し早いかもしれないと思いつつ車を走らせ、朝7時過ぎに到着。すでに何組かの先客はいたが釣れている気配はない。

風が少し強かったが釣りができないほどではない。しばらく先客の様子見のあと竿を出してみるが当たりなし。やはりここは5月にならなければ釣れないのか。

と思ったその時、小さなアタリがありあわせてみると小型のアブラコが食いついていた。目的のホッケでもなく、サイズも30cmに満たない小型のため残念ながらリリース。その後ほとんど反応がないため、場所を変えてみるも効果なし。

風も強くなってきたので11時過ぎに雄冬での釣りは終了とし、少し早かったが、漁港前のレストハウス川上さんで昼食をとることにした。

雄冬へは何度も来ているがここで食事をするのは初めてだ。写真メニューに惹かれ甘エビどん(1500円)を注文。大型の甘エビがたっぷりと入ったどんぶりで味も抜群。さすがに漁港近くの食堂は鮮度がいいと感心しながらおいしくいただいた。妻はまかないどん(1300円)でこれも海鮮がいろいろと入っていて旨そうだ。

残念ながら今回はホッケを釣ることはできなかったが、思わぬところでうまい昼食にありつけたので満足できる雄冬釣行といってもいいのかもしれない、と思いつつ帰路に就いた。





2019年4月22日月曜日

自前でホッケの開きづくり

釣ってきたホッケで開きを作るために、魚干し用の網箱を作ってみた。サイズは高さ60cm×幅40cm×奥行40cm。収納に場所をとらないよう組み立て式にしてみたが、正確な図面を作らずに頭の中のイメージだけで作ったために、細かなところでサイズが合わず若干のずれがある。が、それもまた手作りの良さと変に納得している。

いままでは市販のネットを使い平置きで干していたが、縦に吊下げて干したほうが乾きがよく仕上がりが早いように感じる。ただ味はそれほど変わらない。




2019年4月12日金曜日

弁慶岬でホッケ釣り

早朝3時まだ薄暗い中、妻とともに車に乗り込み家をでる。目的地は寿都町弁慶岬だ。ホッケが釣れているという情報を事前に耳にしていたので、今日こそは釣れるだろうと、期待に胸をはずませ、家からほど近い高速インターへ向かった。

弁慶岬まではおよそ3時間だが、高速が新しく余市まで伸びたので30分は短縮できる見込みだ。なんとか朝マズメには間に合うだろう。幸い風もそれほどなく天候も予報では快晴のようだし、恐らく弁慶岬の波もそれほど高くはないだろう。

絶好の釣り日和になる事は容易に想像できた。1時間ほど高速を走り小樽を過ぎたころからだろうか、徐々に空が明るみ始め、日の出の5時にはすっかりと夜が明けていた。

釣り場へ到着したのは5時半で、やはり小樽から伸びた延伸部(後志自動車道)の効果なのか、いつもより30分早く到着した。

予定はわからないが最終的には倶知安まで伸びると聞いている。夏の海水浴シーズンはいつも混雑していたので、この道路のおかげでかなり渋滞は緩和されるだろう。

高速道路は時間にゆとりを与えてくれるありがたい存在だ。借金まみれのこの国の財政赤字を考えると安易に喜べないが、身勝手なもので釣り好きの自分にとってはこの道路の恩恵に素直にあやかりたいと思っている。

釣りは日の出と日没の時間帯がもっとも魚の活性が高くなるといわれていて、この時間帯を狙った釣り人でにぎわう。この日も予想通り大勢の先客で、好ポイントはすでに埋まってしまっていた。

とりあえず朝飯のおにぎりを食べ、準備を整えてから釣り場へ向かった。すでに目的のポイントには入る隙間も無かったので、空いている場所を探し釣りを開始。さすがに竿を出してすぐに釣れるはずもなくのんびりとウキを眺めていたが、徐々に周りの竿がしなり始め、待望のホッケが釣れ始めた。

群れが入ってきたとすれば当然自分の竿にもアタリが来るはずとウキが沈み込むのを待ち構えたが、何の反応もない。何故かわからない。タナが違うのか?ウキの深さを変えてみる。でもアタリはない。釣れている人の仕掛けを除いてみる。サビキ仕掛けを使っている釣り人がいた。         

 ウキ釣りからサビキに変えてみる。それでも反応がない。やはりポイントなのか?釣りは不思議なことに釣れている場所からわずか数メートル離れただけで全く釣れないということがよくある。時間が経つにつれ気持ちが焦る。周りが釣れているのでよけいだ。釣れてるポイントへ入りたいがさすがに入り込める余裕はない。

ほとんどの場合ホッケは中層を回遊しているので、2~3メートル程度の棚で釣れる。まれに海底の根に棲みついて回遊しない根ボッケと言われる大型のホッケがいるようだが、これまで釣ったことはない。

この日はほとんど波もなく、海中が見えるほどべたなぎだったが魚の姿は見当たらない。そういえば釣れているホッケはかなり大型が多いようだ。もしやと思いサビキ仕掛けのすべての針に餌のオキアミをつけ海底まで落としてみた。

クンクンとアタリがあった。小さなアタリだったので見逃すところだったが、とりあえずあわせてみると、グンと引き込まれるような強い引きだ。あわててリールを巻く。ドラグが引き出されなかなか上がってこない。

それでもリールを巻き続け、魚体が徐々に姿を見せはじめた。ホッケだ。それもかなり大きい。なんとか引き上げたい。道糸は1.5号と細いし、暴れると切れてしまう可能性がある。慎重に手元に寄せ一気に引き上げた。竿を出してから2時間、ようやく待望のホッケが釣れた。しかもかなりの大物だ。

だが大きさを計る余裕もなく(後で測ってみたところ39㎝)、次のホッケを狙う。同じ場所へ仕掛けを落とし、アタリを待つとすぐに反応があった。今度は少し小さいがそれでも大きめのサイズだ。

これが根ボッケなのか?と、気持ちの高ぶりを押さえながら釣りを続け、合計5匹を釣ったところでアタリが止まった。周りの入れ食い状態も少し収まり、全体に釣果が落ちてきたところで、時計を見ると昼の12時を過ぎている。

早朝から始めて6時間でわずか5匹では当然物足りなく、しばらく釣れない時間が続いたが釣り場を離れることはできなかった。このころから徐々に帰宅する人が出始めるが、同時に新たな釣り人が夕方のマズメを狙って入ってくる。私の隣で釣っていた人も帰り支度を始めていたので、場所を譲ってもらいそのまま釣りを続けた。

3時を過ぎたころだろうか、海中になにやらうごめく影が見え始めた。同時に周りの竿が一斉にしなりはじめホッケを吊り上げている。新たな群れが入ってきたのだ。

海中にその姿が確認できるので棚は浅い。すぐに仕掛けをサビキからウキ釣りに取り換え群れの中に落とす。ウキが海中に沈みこみホッケが餌に食いつく。釣れた。すぐさま針に餌をつけ再び海中へ投げ入れる、すぐにホッケが食いつく。ここからは入れ食い状態だ。

その後、数匹吊り上げたところで、これまでとは明らかに違う魚体の魚がかかった。銀色に輝くきれいな魚だ。サクラマスか?と思った瞬間、無情にも糸がプツンと切れてしまった。

ホッケ同様いまはサクラマスもシーズンを迎え、沖では結構釣れていると聞く。岸よりしているサクラマス狙いで、サーフ(砂浜)や磯には結構多くのアングラーが出ている。平均4~50㎝のサクラマスが1.5号の細い糸に耐えられるはずもなく、あっさりと逃げられてしまった。

サクラマスはこれまで釣ったことがなく、一度は釣りたいと思っていた魚なので、残念との気持ちはあったが、不思議とそれほど悔しさはなかった。今狙っている魚はホッケなので、仕掛けそのものが違うし、逃げられても仕方がないのだ。と自分に言い聞かせ、切れてなくなった針を新しいものに変え再びホッケを狙う。

その後しばらくの間、入れ食い状態は続き、トータル22匹のホッケを釣ることができた。結局4時過ぎまで粘り、なんとか満足できる釣果を上げることができたので、入れ食いが収まり一段落したところでこの日は納竿とした。

ホッケのシーズンはこれからピークを迎える。4月後半から5月いっぱいまでは楽しめるので近々またここへ来るだろう。その時にまた同じように釣れるのかどうかはわからない。だが少なくとも今日のこの爆釣経験が、今度もまたという期待に置き換わり、釣りの楽しさに更に引き込まれていく。やはり釣りは楽しい。














2019年4月5日金曜日

ようやくボウズ回避

寿都の弁慶岬、岩内、兜千畳敷とホッケが釣りたくて3月も何度か釣りに出掛けたが、なかなか釣れずにいた。昨日もあまり期待はしていなかったが、ボウズ覚悟でふたたび兜千畳へ。さすがに有名スポットで、朝6時前から釣り場は大勢の先客でにぎわっていた。

ほとんどの釣り人はカレイ狙いで、先端部で数名のホッケのウキ釣りをしている人はいたが釣れている様子はない。とりあえず空いている場所へはいってウキ釣り開始。

数分後手元のウキが海中へ引き込まれ、ようやくアタリがあり待望の一匹を吊り上げられた。周りでも次々にホッケが吊り上げられている。これで何とか今日のボウズは回避できたと安心したが、その後一匹バラシのあと反応がなく、結局兜でのホッケはこの一匹のみで場所移動。海岸線を北上し、積丹町の幌武意漁港へむかった。

ここでは大型のカレイが連れているという情報もあり、用意してきた投げ竿で釣り開始。すぐにアタリがあり、33cmの大型サイズを含め合計7匹を吊り上げることができた。カレイ釣りは久しぶりで、大型サイズは引きも強くなかなか楽しめる。ホッケのピークがくるまで今月はカレイメインで釣行を計画しようかと考えている。