2022年8月29日月曜日

太平洋鮭釣行2戦目も・・・

 8月中になんとか鮭を釣りたいと、長期戦覚悟で向かった太平洋。

初日の厚内から旭浜経由歌別まで合計600km、3泊4日に渡る釣行にもかかわらずまたしても鮭に出会うことは叶わなかった。


8月24日9時自宅を出発。

高速を使わずに4時間半の道のりを走り、大津を経由して厚内へ到着したのは午後4時を過ぎていた。

釣り人は確認できる範囲で数名、だが釣れている気配はない。


先行者に情報確認をしてみたが朝のうち2本上がったものの、それ以降反応無く釣れていないとのこと。

とりあえずロッドを取り出しキャストをしてみるが、全く反応はない。

広い漁港を見渡してもどこにも跳ねやモジリもなく鮭の気配は感じられない。

繰り返すキャストに反応無く、この日は日没の18時に納竿。


厚内漁港の朝陽

翌25日早朝4時より再開。

前日に比べ釣り人の数は増えているが、みなさん目指すポイントは防波堤の先端部のようでそこから外海を狙っている。

今の時期は港内よりも外海のほうが可能性が高いということなのか。

だが、しばらく様子を見ていたが今日はここもダメなようだ。


自分は港内で2時間トライしてみたが釣れる気配無く、場所移動を決意。

厚内からほど近い大津海岸を経由し旭浜漁港へ向かってみた。

ここは厚内に比べ釣り人は多く、ほとんどが道東特有の「垂らし釣り」で鮭を狙っている。


左側の一角が空いていたので釣り座を構え釣り開始。


投げ竿2本とウキルアーを用意しキャストを繰り返すが反応なし。

すると右隣の夫婦連れの竿にアタリが来た。

穂先の柔らかい長竿が大きくしなり、銀ピカの鮭が上がった。

真横で釣り上げられた鮭を見て期待度は上がるが、なかなか自分の竿には来てくれない。


30分も経たずに再び右隣の垂らし竿にアタリ。

連続ヒットにうらやましさが募るが、やはり自分の竿には鮭は食いついてくれない。

太平洋で鮭を狙うのであればやはり垂らし釣りがベストなのか?


すると、放置しておいた投げ竿にアタリが来た。

タイミングを見計らい合わせを入れる。

待望のヒット!

だが・・・  軽い。

エサ取りのウグイか?


生体反応を感じながら手元まで引き寄せると、針先についてきたのはキュウリウオ。

魚体からキュウリのようなニオイがすることからそう名付けられているようだ。

結局この外道が2匹釣れただけでこの日も鮭に出会うことは叶わなかった。

26日釣行3日目。

前日2匹の鮭を確認していたのでこの日も旭浜漁港で再開。

だが、この日は周りも含め朝から1匹も釣れていない。

おまけに雨にも降られ、3時間で心折れ太平洋を再び南下。

十勝港、音調津漁港、目黒漁港と、前回と同じルートを経由し歌別漁港へ向かった。

さすがにここは釣り人が多く、堤防側にはズラリと人が並んでいる。

だが入れないことは無く、リスクは高いがロープが張られているところには空きがあったのでそこへ入り釣り開始。

釣りを始めてから1時間が過ぎたころ、堤防の入り口付近の垂らし釣りチームにヒット。

その後も何匹か釣れるが、この日はなぜかこの一角だけに集中していたようで、漁船の出入り口付近の好ポイントではヒットシーンが見られない。

11時過ぎから始めた自分にもアタリが来ることは無く、この日も残念ながらボウズ。

それでも何とか鮭を釣りたいと、もう一泊を決意し車中泊。

翌27日早朝3時釣り開始。

さすがに土曜日ともなると平日とは釣り人の数が違い、朝の3時には堤防側はほぼ満席の状態。

前日と同じ場所で釣りを始めるがこの日は周囲を含めなかなかヒットの声が聞かれない。

それでも4時を過ぎたころ、垂らし釣りチームにヒット。

開始2時間、港内全体で5匹ほどの鮭が釣れるのを確認したがそれ以降アタリもなくなり7時を過ぎたころには激しい雨に見舞われ釣りを中断。

雨は数分で小ぶりになったが、釣りを再開する気にもなれずそのまま道具を片付け車へ戻った。

朝食をとり車の中からしばらく港内の様子を見ていたが誰も釣れていない。

同じように釣りを中断し車へ戻ってきた方としばらく話をしたが、今年の歌別は例年になく不振とのこと。

30年以上のベテラン釣り師曰く、温暖化の影響なのか年々釣果が落ちて来ていて鮭の姿が見られなくなってきているらしい。

北海道の鮭釣りシーズンは9月から本格化するが歌別は早場といわれていて、自分も昨年7月末にここで2匹の鮭を釣っている。だが自分はともかく太平洋側のどこを廻って見ても釣れているという情報はあまり聞こえてこない。

海水温の影響で岸寄りが遅れているだけならまだいいのだが、個体数そのものが減っているのではないか?と心配されていた。

鮭釣りを始めてまだ5年目なので自分には体感できるほどの経験はないが、ほかの釣り場でも釣り師の方からは同様の話が聞かれる。

釣り人のゴミ処理問題や河口での制限期間延長などもあって、数年後には北海道での鮭釣りそのものができなくなってしまうのではないか。

そんな少し不安な気持ちを抱えながら結局最終日も8時で釣りを諦め、途中の静内温泉で肉体的精神的疲労を回復させ帰路に就いた。


静内温泉
それでも、とりあえずは9月からの爆釣を期待しながら次回釣行に向け準備をしている。

2022年8月11日木曜日

2022年鮭釣行初戦惨敗

令和4年度初の鮭釣行へ行ってきました。

初戦の地に選んだのは太平洋。歌別や十勝といった激戦区が並ぶ鮭釣りでは有名な場所ですが結果は惨敗。当日の空模様や鮭の釣果情報などから迷いに迷って決めたポイントでしたが、どこにも鮭の姿は確認できませんでした。

唯一最後に訪れた漁港では我々が到着する前に何本か上がっていたようでしたが、実際に釣り上げられるシーンにはどこへ行っても目にすることはできませんでした。

初日、自宅を10時過ぎに出発。夕張紅葉山から高速を東へ向かい帯広経由で広尾町へ向かいます。

十勝港

 8月9〜10日

最初に訪れたのは十勝港。毎年目にしている光景ですが、第四埠頭にはずらりとたらし釣りの竿が並んでいます。


道東の鮭釣りはたらし釣りがメインで、ウキフカセやウキルアーで鮭を狙っている釣り人は殆ど見かけません。この日はあまり動きがないらしく皆さん車の中で待機中。

ここでは竿を出さず次へ向かいます。十勝港から海岸線を南へ下り15分程度の音調津漁港。

ここでも数名の先客はいましたが、鮭の姿はなく皆さんまったりとした様子で釣り糸をたれていました。もう少し活気があればここで竿を出すことも考えたのですが、諦めて移動。

天気予報で終日雨ということはわかっていましたが、目的地を変更して歌別へ向かいました。途中の目黒漁港も除いてみましたが、5〜6名の釣り人の姿は確認できたものの他と同様連れている気配はありません。


目黒漁港

目黒から40分ほどで歌別到着。ここは流石に鮭釣りのメッカと言われるだけあって大勢のアングラーがいましたが、ここも他と同じように鮭の姿は見られないようで、堤防にはキャストをせずに休んでいる釣り人が多くいました。

ここまで来た以上何もせずに帰るわけにも行かないので準備をしキャスティング開始。


しかし、始めた頃は小雨で釣りには影響はなかったものの、次第に降りかたが激しくなり途中で断念。

翌朝再チャレンジということでこの日は18時前に終了。

翌朝3時、雨は少し小降りになっていましたがすでに堤防には大勢の釣り人が並んでいて釣りを始めています。数多くの電ケミライトの明かりを目で追いながらその動きを確認。でもなかなか鮭のヒットは見られません。

この日は漁が雨で中止となったことで漁船の出入りもなく、駐車スペース側からもキャストができたので、混雑する堤防側へは入らずに釣りを開始。しかし何度キャスティングを繰り返してもエサ取りはおろかなんの反応もありません。

数日前の情報ではすでに何本か釣れていると聞いていたので期待してきてみたのですが鮭の反応はありません。ハネやモジリも確認できず鮭の姿は確認できません。

繰り返しのカラキャストに疲れ、竿を休める釣り人の姿も徐々に増えてきました。

6時までなんとか頑張ってはみたものの、このままここでの釣りを続けても釣れないと判断し歌別での鮭釣りを諦め移動を決意。ふたたび太平洋を北上し音調津漁港経由で旭浜漁港まで移動しました。


旭浜漁港

旭浜へ着いたのは11時過ぎ。

ここも釣り方は垂らし釣りで数多くの釣り竿が並んでいます。

肝心の鮭はといえば、朝のうちに何本か釣れていたようでしたが自分たちが着いてからはやはり反応はなくキャスティングを繰り返しても空振りに終わります。

唯一釣れた話に触れることのできた旭浜漁港でしたが、残念ながら周りも含めまったく反応のない鮭釣りに心が折れ12時を少し過ぎた時間に納竿としました。

十分な睡眠を取らず3時から始めた歌別での釣りのせいで、疲れも出始めていたので今回の鮭釣行坊主を受け入れ帰宅の途に就きました。

今回は残念ながら初戦を飾ることはできませんでしたが、今月中にはもう一度リベンジ釣行にでかけたいと考えています。

2022年8月6日土曜日

石狩湾で真夏のシャコ釣り

 小樽で初めてシャコを釣ってから、もう一度シャコを釣りたいと石狩湾新港へ。コストコでの買い物帰りに樽川埠頭へ向かってみました。

ここにコストコができてから、買い物帰りに釣りあるいは釣りの帰りに買い物が可能となり、この地域の魅力がワンランクアップしたように思います。


今回のポイントの樽川埠頭は平日でも相変わらずの人出でにぎわっています。特に駐車場の前はいつ行っても入る隙間はありません。

公園のハマナスプロムナードをモニュメント方向へ歩き、適当な場所で釣り座を構え第一投。

シャコ釣りはいままで経験したことがなく、偶然釣れた先日の小樽が初めてだったので釣り方がよくわかっていません。仕掛けやアタリの特徴、リーリングなど一通りネットで調べてはみたもののやってみなければわからないことだらけです。

とりあえず手持ちのカレイ仕掛けでチャレンジ。

時々竿先が揺れアタリらしき反応はあるものの巻き上げてみると何もついていない。そんなことを何度か繰り返していると、後から入ってきた釣り人がシャコを連続ヒット。

何が違うのか?

ポイント(場所)の違いもあるのかもしれませんが、根本的な違いはやはり仕掛けにあるのでは?と考え、急遽近くの釣具店(新港フィッシングさん)へ向かい仕掛けと新鮮なイソメを購入。


釣り場へ戻り仕掛けを変え再びキャスティング。

しばらくアタリを待っていると竿先が大きく揺れようやく来たかな?と期待を込めてリーリング。

かすかな重量感を感じながらリールを巻いていると、仕掛けの先にシャコの姿。

ようやく釣れたと喜んだのもつかの間、海面から引き上げる直前にバラシてしまいました。

気を取り直して餌を付け替えキャスティング。

穂先の動きを注意深く見ていると少し大きな縦揺れ。シャコのアタリとは少し違うような気もしましたが、注意深く手元に寄せると針先に食いついてきたのは小さなハゼでした。


とりあえずボウズ逃れのつもりでキープ、でもハゼ1匹だけ持ち帰っても仕方がないと思い直してリリース。

本命シャコがつれたのは開始1時間が過ぎたころ。

小さなアタリがあり穂先が何度か揺れますが、すぐには合わせは入れず少し待ちます。そうすると同じような揺れが間隔を置いて続き、ついていることを確信してゆっくりとリールを巻きながら手元へ寄せてきます。

ようやくファーストシャコヒット!


仕掛けの違いを実感し次の獲物を狙います。

この調子で最低でも5匹は釣りたいと期待値が高まったところで、足元で根がかり。

樽川は足元が根がかりしやすいと聞いていたので、極力竿を立てて取り込んでいましたがそれでも掛かってしまいました。結局力任せに糸を引っ張り仕掛けをロスト。

心が折れ掛けましたが、何とか気持ちを立て直しキャスティング再開。

結局そのあと1匹追加し本命のシャコは最終2匹で終了。

周りの釣り人を見ても散発的には釣れるものの入れ食いのように連続で釣り上げている人はいません。シャコ釣りはこんなものなんだろうか?あらためてシャコ釣りの難しさを実感して19時納竿。

道具を片付け駐車場へ向かうとフェンス前で人が密集し海面をのぞき込んでいます。

どうやらイワシの群れが入ってきたようで2連掛け、3連掛けでイワシが釣れています。

その様子を目にして、いったんは納竿とした釣りをサビキで再開。

親切な方がいて場所をあけていただきイワシ釣り開始。

30分ほどで11匹のイワシを釣ることができました。

とりあえずは2~3日分の食材にはなるだろうと、少しアタリが止まったところで釣りを終了。

午後8時自宅への帰路につきました。