2020年12月4日金曜日

ようやく出会えた冬ホッケ

 12月へ入ってからも日本海の荒れた天候は変わらず、西積丹の海は連日波の高い日が続いている。

危険な磯場はあきらめ漁港での釣りを目的に久しぶりの岩内港へ向かったが、風が強く周りには釣り人は誰もいない。それでもなんとか竿を出してみるがホッケはおろか何の反応も無い。

早々にあきらめ盃漁港へ移動してみると、好ポイントの堤防先は先客で入る隙間なし。しばらく様子見をしてみたが、時間も悪く釣れている様子はない。

今回もあきらめムードの中ふたたび移動、積丹半島を北上し少しでも風の影響を受けない場所を探すがなかなか見つからない。

しばらく海岸沿いを走っていると小さな漁港の堤防先に釣り人の姿を発見。駐車スペースに車を止め様子を見ていると次々とホッケが釣り上げられている。

海の様子を見ると波はそれほど高くはないが時折波しぶきが飛んでくる。が、堤防で風は遮られているので危険性はそれほど高くはないようだ。さっそく準備を開始し空いているポイントへ入る。

先客の仕掛けを確認するとほとんどがウキ釣りだったが、中にはサビキを使っている人もいた。まずはウキ釣りで勝負。


第一投目ですぐにウキが海中へ沈み、念願のホッケを釣り上げた。サイズはそれほど大きくはないが、4度目の積丹釣行でようやく出会えた1匹目に感動し再び仕掛けを海中へ投下。

すぐにウキが沈み2匹目。ちょうど時合だったのか周りもどんどん釣り上げている。

そんな状況が30分ほど続いただろうか、釣れる間隔が徐々に長くなりアタリが少なくなってきた。

仕掛けをウキからアミかご付きのサビキへ変更し海中へ投げ入れると海中のエサに引き寄せられ再びホッケが集まってくる。と同時に外道のガヤも集まってくる。ガヤとホッケを交互に釣りながら2時間ほどで日没時間を迎えこの日のホッケ釣行終了。

帰宅後数を数えてみると23匹の釣果だったが、抱卵ホッケはわずか1匹だった。

それでも念願のホッケ釣りを堪能することができ、久しぶりに満足できる釣行となった。

外気温2~3度の厳しい釣行だったが、ホッケと巡り会えたことで体が温まったのか、不思議と寒さを感じることなく釣りを楽しむことができた。



2020年11月29日日曜日

ホッケ釣行いずれもボウズ

 日本海のホッケ釣果情報がぽつぽつと聞かれるようになってきた。SNSの情報に誘われ、11月に入って3度日本海へ足を運んでみたが、いずれもホッケには出会えず坊主に終わっている。昨年は釣行の度に2桁の釣果を上げていたのに、今年はなぜか出会いがない。

3度の釣行のうち2度は波が高くて目的の磯場には入れず、やむなく向かった漁港でもその姿を確認することができなかった。

振り返ってみればこの2か月、まともに魚とは出会っていない。10月は鮭を狙った雄冬や豊浦ではアタリこそあったものの、手元まで引き寄せながらいずれもバラシてしまった。伊達や鵡川ではアタリすらなし。11月に入ってからはターゲットを切り替えホッケ狙いで日本海をさまよったが3度ともボウズに終わった。

稚内での鮭のプチ爆釣以来、なぜか釣果に恵まれず釣れない日々が続いている。

そんな中、アタリの感触を求めて小樽の豆イカ釣行に行ってきた。

豆イカも運よく群れに遭遇できれば数釣りを楽しめるが、釣行の度にタイミングよく出会えるわけでもなく当たり外れが大きい。今回も昼の3時に開始し、7時までの4時間でわずか4匹しか釣ることができなかった。

ただ、僅か4匹の釣果だが、久しぶりに味わえた豆イカのヒキの感触には満足している。ロッドをしゃくりあげたときにかかる独特の重みが何とも言えず楽しい。魚釣りに魅了される人のほとんどがこのヒキの瞬間にハマってしまうのだろう。

冬の釣りは寒さとの戦いでもありこれから益々厳しくなっていくが、心残りのホッケとの出会いを求めて次回釣行を計画したい。




2020年10月3日土曜日

道北遠征・プチ爆釣

 9月29日から2泊3日で道北遠征に行ってきた。

この時期は例年であれば鮭釣りのシーズンピークとなるはずで、相性のいい稚内であれば少なくとも1匹は釣れるだろうとの思惑で出発。途中、雄冬や別苅をのぞいてみたが鮭の反応はなく、別苅で1時間ほど竿を出すも早々に切り上げ稚内へ向かった。

目的の漁港には20時到着、この日は竿を出すことなく車中泊予定の場所へ向かい遅めの夕食を済ませ就寝。翌朝3時に漁港へ向かうもすでに大勢の釣り人が待機中で、かろうじて空いていた場所に釣り座を構え自分も待機。4時を過ぎたあたりから一斉に電ケミの明かりが海面や空中を飛びかい鮭釣りがスタートした。

開始後まもなく数か所で鮭を取り込む音が聞こえる。バシャ!という跳ねの音もあちこちで聞こえ始めた。

開始してから1時間ほどたったころ隣でもヒット。自分にもと期待は高まるがなぜかアタリがない。そのまま3時間ほど過ぎたころ、帰り支度を始める釣り人が出てきた。おそらくこれから仕事に向かうのだろう。仕事前の限られた時間で来ているようだ。

場所も空いてきたので、妻が参戦。妻はまだキャスティングに自信が無いため、周りにスペースがないとルアーが右や左へ飛んでしまい周囲に迷惑をかけるのでしばらく車のなかで待機していたのだ。その妻が開始して間もなくロッドが大きくしなる。1匹目ヒット!

だがタモ入れ直前にばらしてしまった。

しかしこの日の妻はなぜか運に恵まれ、立て続けにヒット。3匹の鮭を釣り上げた。自分は妻のタモ入れ専属で、ようやく終了間際の日暮れ頃に1匹釣り上げるのが精いっぱいだった。結局この日は妻が4匹で自分は1匹のみで納竿。

翌日も同じ漁港で再挑戦を試みるが、この日は小雨模様で風も強くキャストするルアーが押し戻される悪条件。だがあきらめるほどの天候でもなく何とか始める。

開始後まもなくいきなりヒット、慎重にリーリングを行うがかなり重い。突然横へ走り始め

たとたんプツンとラインが切れてしまった。ドラグの締めすぎ、ラインメンテナンスの不備といろいろと悔やんでみるが、肝心の鮭はウキとルアーを抱えたまま消えていってしまった。

だがこの日は妻の運が自分に乗り移ったのか、その後立て続けに2匹GET。

結局、今回の釣行で手にした鮭は雌4匹雄3匹(妻4匹自分3匹他バラシ3匹)で、1度の釣行でこれだけ釣ったのは過去にない記録となった。

7月末に歌別で早めの鮭に出会ってからしばらく坊主続きだったが、今回は運よく7匹の鮭と出会うことができた。鮭釣りはタイミングと場所さえ合えばこれだけの釣果を得られる。

難しいことだが経験を積み重ねることで、いつどこへ向かうべきなのかその感覚が研ぎ澄まされていくのだろう。

さて、次はいつどこへ向かおうか。



2020年9月13日日曜日

40日目の鮭

 7月末に襟裳方面で2匹の鮭を釣って以来なかなか次の獲物に出会えずにいたが、ようやく3匹目に出会うことができた。8月はおもに近場の日本海方面を探ってきたが釣果は得られず、今期はこのまま終わってしまうのではとかすかな不安を感じていたのでホッとしている。

9月7日道北方面へ長距離遠征決行。

昨年実績のある北船留漁港や抜海漁港、西稚内漁港などを見てきたが、サーフでは多少釣れてはいるもののさすがに漁港ではまだほとんど鮭のすがたは確認できなかった。

長距離の遠征でこのまま手ぶらで帰るわけにもいかず、オホーツク海方面へ周り東浦漁港へ移動。夕マズメを狙うも当たりなくこの日は終了。翌朝の朝マズメでなんとか雄鮭1匹を手にすることができた。だが、この日は鮭の跳ねももじりもなく、ほかには誰も釣っていなかったので魚影の薄さを感じて9時で切り上げ場所移動。再び抜海漁港へ向かってみたがやはり鮭の姿は確認できず、今回の道北遠征を雄鮭1匹で切り上げた。




帰り道日本海の別苅漁港を偵察。海面を除くと1匹の鮭が泳いでいる。跳ねやもじりは確認できなかったが、稚内での物足りなさもあり夕マズメ狙いで竿をだしてみた。

しばらく反応をうかがっていると、足元を20匹程度の鮭の群れが泳いでいく姿を確認。群れの方向にルアーを投入、だが反応なく通過していく。

群れはしばらく港内を回遊していたが、残念ながら食いついてはくれずそのまま姿を消していった。ここで翌朝まで待ってみてもよかったが、稚内帰りの長距離運転の疲れもあり帰宅。

往復500キロほどの距離を走り、高いガソリン代と疲労感を感じながら手にした成果はブナがかった雄鮭1匹。単純に考えると割の合わない道楽だが、釣れた瞬間のあの感触を知ってしまうとなかなかやめられないのが北海道の鮭釣りなのだろう。


2020年8月16日日曜日

オホーツクの状況調査

 盆の墓参りを兼ねてオホーツクの状況確認と、あわよくばカラフトマスが釣れないかとの思いで3泊4日の車中泊釣行に行ってきた。

新型コロナのなかで盆帰省についてはいろいろ意見があるが、人に会うわけでもなく田舎に残された墓の掃除と墓参りが目的なので問題はないだろうとの判断で12日出発。初日は浜頓別町のクッチャロ湖でキャンプ泊、翌日以降は紋別の港内キャンプ施設横の大型駐車場で車中泊をさせていただいた。

13日クッチャロ湖を7時に出発し道北オホーツク方面の漁港を中心に様子見をしてきたが、雄武以北の漁港では釣り人は見かけられず河口周辺のサーフで若干の釣り人の姿があった程度。雄武を過ぎ興部町の沙留漁港では河口、漁港内ともに釣り人は多くすでにカラフトマスを3~4本手にしている人も見かけられた。


自分も竿を出しウキフカセで狙ってみるが全く反応はない。タイドグラフで確認しても活性の低い時間帯で周囲もまったりとした状態に入っている。夕マズメまで待てばあるいはとの思いもあったが、事前に情報を得ていた紋別へ場所移動することにした。

紋別は盆休みも重なり釣り人は多く、又釣りが規制されている堤防上ではピーク時の鮭釣りの河口のような、釣り人同士の間隔がほとんどとれないほどの人であふれかえっていた。

港内にカラフトマスが入っている様子もなく、港横の河口周辺のサーフへ移動。ここも人の数は多かったがサーフには入れそうな場所があったので日没まで竿を振ってみた。

結果は?惨敗。そもそもカラフトマス用のルアーは持たず、鮭用のルアーで挑んでみても釣れるわけもなく、またウキフカセで狙ってみてもカツオの切り身には食いついてくれない。

釣れている人はみな共通していたが赤エビを使っていた。

翌日は湧別漁港からスタートし北見の常呂漁港まで移動。湧別では数人の釣り人が確認できたが何か釣れているといった様子は全くなし。隣の常呂漁港はさすがに人は多く広い漁港ではあるがいたるところに釣り人の姿があった。ただこちらも釣れない時間帯なのか見ている限りほとんど釣れていない。わずかに1本だけ堤防先であがったのみで他は確認できなかった。

今年はカラフトマスの当たり年といった声も聞かれ、期待を胸に13日から15日までオホーツクを約200キロ走ってきたが釣果はゼロに終わった。

2020年7月31日金曜日

7月に鮭が釣れた

 2020年鮭狙いの初釣行で2匹の鮭が釣れた。

1匹は65cmの雄で2匹目は75cmの雌、2匹とも銀ピカの鮭だった。

7月28日(火)午後3時目的のポイントへ到着、この時期まだ鮭狙いの釣り人は少ない。

車中からしばらく様子を見るも釣れている気配はない。手元のタイドグラフを見ても魚の活性の低い時間帯だ。場所は十分に空いているので焦る必要はない。

車中での軽い昼食をすませ午後4時釣り開始。キャストを繰り返すもアタリはない。

車の中で休んでいた妻がそばに来て自分も始めると言い出す。2本目のロッドと仕掛けの用意のため、自分が手にしていたロッドを渡し車へ戻って間もなく、妻が早く戻れと叫んでいる。見るとロッドの先が大きくしなり鮭がかかっていた。

慌てて戻りタモを手に鮭を引き上げる。

体長65cmの雄鮭だ。

興奮冷めやらぬ妻からロッドを受け取り、今釣れたあたりへルアーを投げ込む。

何度かキャストを繰り返すと小さなアタリがあった。鮭特有のアタリだ。少し間をあけウキがかすかに沈んだところで合わせを入れる。グンと引き込まれる。

慌てずゆっくりと引き寄せ2匹目を釣り上げた。

こちらは体長75cmの大き目の雌鮭だ。

鮭釣りをはじめて3年目、初釣行で2匹も釣り上げることができるとは思いもしなかった。しかも鮭釣りは早くても8月からと思っていたので、この時期に釣ることができたのは非常にラッキーとしか言いようがない。

しかしその後アタリはなくなり日も落ちて暗くなってきたのでこの日は7時過ぎに納竿とした。

翌朝は前日に比べて明らかに車の数が増えていた。深夜に到着した釣り人がすでに鮭釣りを開始している。自分も早速準備をし、空いているポイントへ入りキャスティングを開始。

だがこの日は前日のようにはいかずなかなか釣れない。

それでも隣の釣り人がウキフカセで立て続けに4匹の鮭を釣っていた。自分も真似をしてウキフカセで始めて見るも、なかなか当たりの感覚が取れない。微妙なウキの動きが読み取れないのだ。

隣の爆釣を目の当たりにし、ジリジリとしながらウキの形を変えてみたり、ルアーに戻してみたりしながらキャストを繰り返してみるが釣れない。そうこうしているうちに時計を見ると時間は午前9時を過ぎていた。タイドグラフでは活性の低い時間帯だ。周りを見てもアタリは止まっているようでまったりとした状況に入っている。

いつもならまだしばらくは続けるところだが、今回は前日の釣果もあり切り上げを決意。

睡眠不足もあり眠たい目をこすりながら帰宅の途に就いた。




2020年7月21日火曜日

富良野観光とキャンプ

釣りをはじめてからゆっくりと観光を楽しむことがなくなっていたので、久しぶりに富良野へいってきた。ラベンダーのベストシーズンということもあって多くの観光客がいたが、そのほとんどは道内ナンバーの車で、たまに道外ナンバーの車を見かけるがその数は圧倒的に少ない。もちろん海外からの観光客はほとんど見かけなかった。

ラベンダーはこれまで何度も見てきたが、ベストシーズンということもあって今回は特別色鮮やかに見えた。快晴の青空とラベンダーの紫のコントラストが特に美しく感じられた。

富良野では町営のラベンダー園とファーム富田の2か所を見学し、その後美瑛町の青い池へ移動。富良野観光では定番のコースだが、久しぶりに来てみると 駐車場や売店、トイレなどがきれいに整備されていた。ただ以前は無料だったものが、整備されてからは有料に代わっていたのは残念だが、まあこれだけきれいになったのだからやむをえないか、と納得。

青い池は相変わらず美しく、独特な青さが引き立っていた。ただ、枯れた立木がすこし少なくなっていたような気がしたのは気のせいだろうか。コバルトブルーの池の水と枯れた立木のバランスがここの大きな魅力になっているので、立木が消滅すると魅力は大きく失われてしまうのではないかと気になった。

青い池の観光を終えて今日の宿泊予定地である「日の出オートキャンプ場」へ移動。

オートキャンプということで駐車場に加え個別に炊事場、電源、アンテナ等の設備が整っていて非常に使いやすいキャンプ場だった。この日は天候にも恵まれ、快適な時間を過ごすことができた。

翌日は特に行動予定を決めていなかったが、釣りの欲望にかられ、妻を説得し太平洋方面へ移動。気にかかっていた大津漁港めざし約3時間の長距離ドライブとなった。

漁港では数組の家族が竿を出していたが狙いはどうやらチカのようで、まだシーズンには早いせいか鮭狙いの釣り人はあまり見かけなかった。それでも漁港横のサーフでは数人のテント組がぶっこみの竿を立てていた。ただ釣れている気配は全く感じられない。

自分も竿を出してみたが鮭はおろかマスも見当たらず、なにも釣れる気がしないので早々に引き上げ海に沿って移動。途中、十勝、音調津、目黒、歌別にもよってきたが、どこもまだ鮭狙いの釣り人は見かけられなかった。やはり8月にならなければ北海道の鮭釣りはスタートしないようだ。

2020年7月10日金曜日

大サバ狙いで苫小牧

 6月以降日本海側の釣果情報があまり聞かれない。一方で苫小牧、白老など太平洋側は好調のようだ。タイミングにもよるが、サバやイワシの回遊に当たって爆釣したというSNSも見かける。

久々の天気に誘われてふたたび苫小牧へ釣行に行ってきた。目的の場所は東港で、今年は初めてのポイントだ。朝の7時に到着したが思っていたほど人はいない。先客に状況を確認すると朝の4時から始めて結構釣ったが、これから昼までは釣れない時間だよとのこと。

ベテランらしき老夫婦の情報に気落ちしながら釣りを開始する。

確かに反応がすくないが、それでもぽつぽつとチカが針に食いついてくれる。どうやら坊主は避けられそうだ。

1時間ほどたったころ、急に妻の竿の穂先が海面に大きく引き込まれた。サバだ。

慎重に引き上げ念願の大サバを釣り上げた。

釣れない時間といわれていたが、その後も続けて大サバがかかり、気が付けば大小あわせて15匹のサバを釣ることができた。

午後からはイワシの群れも入り、チカと合わせて87匹の釣果を上げることができた。

イワシはまだまだ釣れていたが、二人分の食料としては十分な数を釣ることができたので4時納竿とし帰宅の途についた。





2020年6月23日火曜日

再び白老へ

 6月19日金曜日、前回ホッケ2匹で終わった白老港へ再び向かってみた。

狙いは豆イカで、今回は夜釣りに挑戦するため集魚灯も用意。まだ夜釣りの経験はないので正直不安もあったが、周りを見ていれば何とかなるだろうとの軽い気持ちでスタート。

白老ではいま大型のサバが釣れているという情報もあって、漁港ではすでに大勢の釣り人が竿を出していた。適当な場所も見当たらずやむを得ずしばらく車の中で様子見を決め込む。

ほどなく帰り支度を始めた釣り人がいたので断って場所を譲っていただいた。

目的は豆イカなのでエギをキャスティングするも反応はない。

周りはサビキでサバを釣り上げている。自分もサビキ仕掛けを用意し車で待機していた妻にサバ釣りを担当させると、ほどなく大型のサバを釣り上げた。サイズは40cm弱でかなり大きい。

いったんイカをあきらめ自分もサバを狙ってみる、が釣れない。妻は横で2匹目をあげる。

再びイカ狙いに戻り、その後暗くなるまでに5杯の豆イカを上げいったん終了し車中休憩。

食事をすませ暗くなってから夜釣りの準備を開始する。

集魚灯はワット数が低く期待したほど明るくはなかったが、それでも海面はぼんやりとではあるが確認できる。

しばらく様子を見ていると海面に白いものが集まり始めた。集魚灯効果でイカが寄ってきているようだ。さっそく爆釣を期待しエギを投げ入れる。が、食いつかない。カラーチェンジをしてみても反応がない。何故だ・・・・・?

訳がわからないまましばらく同じ状態を繰り返していると、集まってきたイカの姿が徐々に見えなくなってきた。

集魚灯効果でイカを集めることさえできれば爆釣と思い込んでいたので、釣れない理由がわからず途方に暮れていると、近づいてきた老釣り師が一言、夜のイカはなかなかエギに食いつかないんだよね。

結局、その後1杯だけなんとか追加で釣ることができたものの、後が続かず終了。

翌朝サバを3匹追加し、今回の本命豆イカは6杯しか釣れずに終わった。

イカの釣り方はエギングだけではなく、テーラー針に身エサをつけたり、スッテと呼ばれる疑似餌を使ったりといろいろな釣り方がある。

今回身エサのキビナゴも用意していたのに、頭の切り替えができずエギングのみを繰り返してしまった。なぜ釣り方を変えられなかったのか、自分でもわからない。

釣りを始めて3年になるのに、なかなか成長できない自分が情けない。



2020年6月17日水曜日

太平洋で初ホッケ

 ホッケといえば日本海しかも6月にはほとんど姿が見られなくなると決めつけていたが、白老でホッケが釣れているとのブログ情報をみつけ、さっそく出かけてみた。

初めに向かったのはいつもの東防波堤。すでに10名ほどのルアーマンがサクラマス狙いでキャスティングを繰り返している。狙いのホッケではないが、まぐれを期待し自分もキャスティングを開始。

ここは堤防の高さが海面から6m超ありそれに対応したタモを用意していない自分に、万が一サクラがかかったらどう取り込めばいいのだ?と無駄な心配をしながらキャスティングを繰り返していると、右隣のルアーマンにヒット!美しい銀色に輝くサクラマスを釣り上げた。その様子を目の当たりにし、自分にもとの期待値が高まるが、釣れることもなく時間が過ぎていく。

夕方で日も暮れかけていたので1時間ほどでここでのサクラ狙いをあきらめ、本来の目的であるホッケを求めて場所を移動する。

ここでも大勢の釣り人がサビキでホッケを狙っているが、釣れている気配はあまりない。

とりあえずサビキ仕掛けを用意し撒き餌をまいてみる。しかし魚影は見えない。

今日もダメかな?とあきらめの気持ちで車中へ戻り置き竿のまま様子見をしていると、隣の釣り人の竿にホッケがかかった。群れの回遊かと、急いで車から出て海面に撒き餌をまく。魚の群れが見え、その中にサビキを投入し何度かしゃくりを入れるとヒット!

増毛以来の久々のホッケの感触だ。再び撒き餌をまき魚を集めサビキ投入、再びヒット。

しかし、ここから続かない。撒き餌には集まるもののサビキには食いつかない。

群れと格闘すること約2時間、気が付くと辺りはすっかりと暗くなり夜の8時を過ぎていた。運よく2匹は釣れたがその後が続かず、この日はホッケ2匹で終了。

これまで弁慶岬や兜千畳敷、入舸、幌武意といった日本海側でしか釣ったことのなかったホッケが、この時期太平洋側で釣れるとは思っていなかったので意外だった。ホッケは日本海の魚といった固定概念を変えなければいけないのかもしれない。

釣りを始めて今年で3年目を迎えたが、まだまだ勉強不足を感じている。



2020年6月4日木曜日

豆イカ釣行でイワシ爆釣

 6月に入り豆イカの情報が入り始めてきたので、情報だよりに苫小牧へ行ってきた。

昨年は石狩湾新港でわずか1匹しか釣ることができなかったが、今年はどうなるのか、あまり期待はせずにいつも通りののんびり釣行で昼飯時の到着。

時間も時間なのであまり釣れている様子もなく、とりあえず昼食をとり釣りの準備を開始する。狙いは豆イカなのでエギングを始めるも全く反応はない。1時間ほど様子を見るが釣れる気配が感じられないので場所を移動する。

苫小牧港はかなり広い港なのでポイントは多い。迷ったがとりあえず勇払埠頭へ向かってみた。時間は午後2時、人は多いがここも釣れている気配はない。

今日もダメかなと思いながらしばらくキャスティングを続けていると、3時を過ぎたころに隣の方が豆イカを釣り上げた。当然自分にもと期待が膨らむ。

ほどなく自分の竿にもアタリがあり念願の1匹目が釣れた。だが続かない。

繰り返しキャスティングを続けるがなかなか2匹目が釣れない。

そうこうしているうちに右隣りの釣り人がサビキでイワシを釣り上げた。海面を見るとイワシの群れが足元を泳いでいく。狙いをイワシに切り替え、サビキを用意し群れの中に放り込むと面白いように釣れた。ただ長くは続かず群れが離れ釣れなくなるとまたエギングに切り替える。そんなことを繰り返しながら、この日は結局豆イカ3杯、イワシ32匹、小ニシン14匹を釣り上げることができた。

本命の豆イカはわずか3杯に終わったが、思わぬイワシの釣果に満足し帰宅の途に就くことができた。

豆イカはこれからが本格的なシーズンなので次回のチャンスに期待したい。




2020年5月29日金曜日

久しぶりの釣行

 緊急事態宣言が解除され、ようやく釣りに出かけられる日が来た。

3月末から約2か月もの間、好きな釣りを自粛してきたので気持ちが昂る。

何を釣りにどこへ向かうか迷ったが、日本海のホッケにターゲットを絞り目的地を決める。

シーズン晩期で釣れているという情報は少なかったが、ブログの記事を頼りにダメもとで留萌へ向かってみた。早朝4時に家を出て留萌港へは6時過ぎに到着。

広い漁港の片隅で何人かがホッケ狙いで竿を出している。近寄ってバケツを除くと数こそ少ないがポツポツと釣れているようだ。

近くへ釣り座を構えさっそく竿を出す。が、釣れない。撒き餌によって来る魚影は見えるがなかなか食いつかない。周りをみても釣り上げているのはごく一部の人だけだ。

2時間ほど粘ってみたが状況は変わらず、場所を変えることにした。

留萌から日本海を約1時間北上し羽幌港へ向かってみた、が誰もいない。

人がいないということは何も釣れていないということなのか、もしくは皆さんまだ自粛中ということなのかよくわからないままここでは竿を出す気になれずあきらめて日本海を南下し増毛港へ向かった。

ここも留萌同様広い漁港の一角に釣り人の集団が見える。ただこちらは留萌とは異なり釣れているようだ。様子を見ている短い間にも何人かが釣り上げている。

自分もさっそく竿を出す。が、ここでも釣れない。釣れている場所が限られているのか、仕掛けが悪いのか、よくわからないまま粘ること4時間、釣れたのはわずか1匹のみ。

昨年も同じ経験をしているが晩期のホッケはなかなか釣れない。いや、実際に釣っている人もいるので腕が未熟なだけなのだが、それにしてもなにが違うのか。よくわからない。

釣りのだいご味とは本来、雄大な自然の中でのんびりとした気持ちで時間を過ごすことにあると考えていたのだが、周りが釣れて自分だけ釣れていない状況に置かれると気持ちが焦ってしまいそれどころではなくなってしまう。

釣りは楽しい、がそれは釣れてこそであり、釣れない日は逆にストレスをかかえてしまうのは自分だけなのだろうか。



2020年5月16日土曜日

ルアー塗装

 北海道の鮭は例年なら早くて8月の初旬から釣れ始めるが、新型コロナの終息状況如何では秋の外出自粛も予想されるため、最悪の場合、今年の鮭釣りはあきらめるということもありえる。今のところどうなるかわからないが、それでも一応の準備として鮭ルアーのカラーリメイクをやってみた。

昨年もルアー塗装には何度かチャレンジしたものの、自信作のクリアブルーのルアーをロストしてしまっていたので、もう一度同色で作ってみた。

ちなみに太平洋側はブルーへの鮭の反応が高いといわれている。

昨年の反省から下地塗装はプライマー塗装を行い、その上からクリアブルーを2度塗りし、最後の仕上げのトップコートで完成。出来上がりはまあまあといったところか。

なんとか実釣テストにこぎつけたいと願っているが、正直なところこのルアーを使える日がくるのかどうか、いささか不安ではある。

2020年2月23日日曜日

真冬のホッケ釣り

 2月21日真冬の日本海、久しぶりのホッケを狙って積丹半島幌武意漁港へ行ってきた。

先日アップした潮汐アプリ「タイドグラフBI」のデータと動画サイトの情報をもとに、いつも通り9時過ぎに自宅を出発し漁港到着12時というのんびり釣行。

タイドグラフのデータはBI値7.3で平均値、12時から15時までは星マークも多く釣れそうな予感がする。2日前のユーチューブでも同じ場所での爆釣動画がアップされていた。

先客は10名前後で狙いは皆ホッケと思われるが、釣り方はそれぞれバラバラだ。メタルジグのルアーマンもいれば、投げ釣り、ウキサビキの人もいる。自分は3本バリのサビキ仕掛けに10号のおもりとアミかごをつけて投げ釣りで底を狙ってみる。

サビキ針にアミエビをつけ20mほど先のポイントへ仕掛けを投げ入れる。アタリを待つこと数十秒、すぐに反応があった。タイミングを計り大きく合わせを入れ最初の一匹を釣りあげた。

その後も順調に釣り上げ3時間で17匹の釣果。20cm前後のミニサイズを10匹ほどリリースしているので実釣は27匹とまずまずの釣果だ。

本来であれば今の時期はあまり釣れないはずなのだが、暖冬の影響なのか4月の雪融けシーズンに岸寄りする春ホッケが早めに寄ってきているのかもしれない。この日は皆それなりの釣果を上げているようだった。




2020年1月26日日曜日

ワカサギ釣り

 冬の釣りを代表する「氷上ワカサギ釣り」に行ってきた。

北海道に生まれながら寒さが苦手のためこれまで一度も経験したことがなかったのだが、ふとしたきっかけで人生はじめてのワカサギ釣りに挑戦してみた。

釣りは引きの強さと取り込むまでの魚とのやり取りが面白いと思っていたので、ワカサギ釣りには正直言ってあまり興味がなかったのだが、実際にやってみるとこれがなかなか面白い。

わずかな穂先の揺れでアタリを取りタイミングを見て合わせるのだが、どういうわけかうまく合わせられない。針の大きさ、穂先の強さと錘のバランス、餌のつけ方など微妙な違いが釣果を左右するようだ。

釣りはどんな魚であれ簡単に釣れないから面白い。どうすれば釣れるのか、魚の特性や行動パターンに合わせた道具を用意し釣り場へ向かう。そうして実際に経験を積み上げながら釣果を上げていく。鮭であろうとワカサギであろうとそれは同じだ。いろいろと考えながら釣果を上げていく、その過程が釣りのだいご味なのかもしれない。

近いうちにまた行ってみたい。